2015年10月21日水曜日

ニャモヨ通信 7号

2カ月ぶりの更新となってしまいました。
9月はシエラレオネ繋がりの先輩隊員をウェルカムしたり、
活動で失敗したり、あっという間に過ぎた気がします。

10月初旬はその失敗から立ち直ろうとした矢先、
乾季で乾燥しているからか喉をやられ、床に臥せていました。
前置きはこんなところで、ニャモヨ通信最新号をお楽しみください^^


Topic
1. フィールドデーを開催しました!
2. カロンガのひと
3. 名前の秘密



















1.フィールドデーを開催しました!



マラウイは、アフリカ諸国の中でも緑溢れる土地として知られていますが、
森林伐採は年々進み、持続的な土地利用は無視できない課題です。
農業における知識やノウハウを共有する会をフィールドデーと呼んでいます。
同僚である普及員が主催するのをお手伝いしました!

今回のフィールドデーのキーワードはConservation Agriculture

具体的には、3つのポイントがあります。
1.Minimizing soil tillage (土への負担を減らす)
2.Crop rotation (輪作※)
3.Soil cover (土を藁などで覆うこと※写真1参照)

※同じ土地に異なる種類の作物を交代に繰り返し栽培すること。
地力の低下や病虫害の発生を防ぐ効果があると言われている。

モデルとなっている畑を地域の農家さんと一緒に見学して、その後化学肥料だけではなく、
有機肥料の重要性について話し合いました。


~当日の流れ~



1.どんな行事もまずはお祈りから始まります




2.ぞろぞろとモデル畑へ移動


3.グループメンバーからグループの農業活動について説明


4.Conservation Agricultureのポイント3
soil cover (写真1)

5.質疑応答




                      6.記念撮影も忘れずに


~カロンガのひと~

カロンガはマラウイの米どころとして知られています。
自分の田んぼでも米を育て、米の組合でも活動するワティソンさんを紹介します。



カロンガ生まれ、ザンビア育ちの39歳。
両親はマラウィアンですが、父がザンビアの鉱山で働いていたので半生をザンビアで過ごします。

カレッジを卒業後、メカニックとして世界銀行で勤務。
それから2社の鉱山会社を経て、2008年にマラウイへ戻ってきました。
ザンビアでは車を2.3台乗り回し、バーを3店経営していたそうで、羽振りが良かったと語ってくれました。
マラウイに戻る前に全て売り払い、残りの人生を故郷であるカロンガでのんびり過ごす予定でした。


ところが、人生何があるかわかりません。
次の大統領選が2019年に控える中、彼も政治家としての道を歩むそう。
国会議員になったあかつきには、農村地域の医療へのアクセスを増やし、
救急車、霊柩車を農村にも走らせたいと熱く語ってくれました。

ザンビアはリッチカントリー、マラウイはプアーカントリーと言いながらも、
彼はマラウイに戻ってきました。
この国の明るい未来に彼がどんな色を付けてくれるのか見守っていきます。





~名前の秘密~

マラウイでも男性がファミリーネームを引き継ぐということをご存知でしょうか。
とはいえ、これは父系家系である北部の話。

我が家の安全のために力を尽くす、ウォッチマンのネファンが新たな命を授かりました。
6人目の子供なのですが、2人目の男の子で歓喜の声をあげています。
自分の名前を継ぐことができるのは、息子だけだからというのもあるのかもしれません。







次回は特別なゲストを迎える予定です!遥々日本から!
とびっきりローカルなおもてなしをするべく、下準備を進めております。乞うご期待^^