2015年5月31日日曜日

【はじめに】 Nyamoyoって何者?

Nyamoyoって誰?

ニャモヨとは、マラウイで名付けてもらったニックネームです^^


好きなもの:海(眺めるのも泳ぐのも好き)、
旅(知らない世界に触れること)




簡単にですが、私のこれまでについて
【国際協力】をキーワードに書きます^^


・国際協力に興味を持ったのはいつ?

中学生の頃からアフリカに漠然と興味を持ち始める。
世界がもし100人の村だったら」という書籍が特に好きで、
それを題材にしたフジテレビの同番組もよく見ていた。
(※旅をしたシエラレオネを知ったのもこの番組)

テレビの向こうにいる子供と自分の違いについて、
疑問を感じ始める。
彼らの編集された姿ではなく、実際に会って話を聞いてみたい!
という気持ちから現地に行ってみたいと思うようになる。




・具体的にどんなことしてたの?

大学では、NPO法人Habitat for Humanity Japanと共に4年間活動。




東南アジア(フィリピン、インド、インドネシア)で、
現地の住民の方々と一緒に家を建てるためのボランティアに取り組む。


(インドGVに参加した時、ワーク中のワンショット)

事務局の運営にも関わり、
イベントの運営やニュースレターの発行にも携わりました。



(各大学に学生支部があり、東西合同合宿の運営スタッフもやりました)



その他に、開発経済学ゼミで、ベトナムの農村開発について研究。

              (ベトナムで出会った親友と)

冒頭で触れた、「世界がもし100人の村だったら」で知った
シエラレオネへ、一人旅!





(お世話になった現地NGOのスタッフと共に)


卒業後、民間企業を経て、青年海外協力隊に参加。
そのきっかけは、初めてアフリカを訪れた時
お世話になっている恩師の言葉。


「現地を見たいなら、まずは協力隊にいけ。
そこからステップアップしていけ。」

そして、今回チャンスを頂き、
2015年1月~マラウイという国で、活動することになりました。
マラウイでは、農民グループの組織強化を目指して、
    販売促進やビジネススキルの向上をお手伝いします。




最後に、なぜこのブログを書くのか…目的が3つあります。

    ①友人やお世話になっている人への報告
    
    ②自分のアウトプット、インプット
    
    ③マラウイでの生活を通じて、現地の魅力を伝えること





長くなりましたが、
自己紹介を読んで頂き、ありがとうございます!

2015年5月25日月曜日

第2号

★Topic★

1.そもそもどんな要請?

2.カロンガの風景

3.マラウイってどこにあるの?.

4.編集後記



 

そもそもどんな要請?~

マラウイってどこにあるの?という話は後半で紹介するとして、そもそも何故私がマラウイに来ることになったのかを紹介します。
青年海外協力隊はJICAの要請主義という方針に基づき、相手国の要請に基づいて派遣されるプロジェクトが決まります。私の場合は、カロンガ県における農業協同組合の組織強化をサポートするために要請が出されました。(具体的には帳簿の管理や販路開拓など。)とはいえ、コミュニティ開発隊員(旧:村落開発普及員)にとって要請とはあってないようなもの。これは先輩からも何度も聞きました。そもそも要請というのは、人員を送るために、必要なものであって、要請を出してから現状が変わっていないはずがなく、要請通りに進むことの方が少ないそうです。なので、あまり要請に縛られず、実際に自分がそこに暮らす人と対話する中で求められていることを実行する。これが難しいのですが、それに尽きるそうです。


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~カロンガの風景~

カロンガは首都のリロングウェや南部の商業都市であるブランタイヤと比較すると経済規模が小さいです。とは言え、20年前と比べると人口が増え、一面畑だったのに建物が増えて経済が発展してきているそうです。(カロンガ出身のマラウィアンからの情報)


中国人オーナーが経営している生活用品店が4軒あり、大抵のものは手に入ります。中華料理屋も1軒開店しました。中心部はコンパクトにまとまっているので、いわゆるローカルマーケットも密集していて買い物には便利です。首都を出る時に何を買っていくべきか悩んでいましたが、カロンガの先輩から必要なものは大体揃うと言われたのを思い出ししました。ちなみにカロンガでは、自動車タクシーは乗合のものもなく、基本的に自転車タクシー(チャリマトと呼んでいます)しかありません。隊員の暗黙の了解で、配送に手間取る家電などは首都で買っていきます。(任地に赴任する際に自分と共に荷物も運んでもらえるから。)また、カロンガの場合はタンザニアからもモノが流れてきますが、通常の輸入品は首都から運ばれてくるので、日用品や食糧については首都からの送料が上乗せされた価格で割高となっています。
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~そもそもコラム~マラウイってどこにあるの?


南部アフリカに位置するマラウイ。アフリカ南部と言えば、アフリカ最大の経済大国、南アフリカのイメージが強いかもしれません。タンザニア・ザンビア・モザンビークと国境を接する内陸国です。国土の5分の1がマラウイ湖で占められています。天然資源に恵まれていない点では日本と似ています。内陸国なので常に隣接国を通じてしかモノの輸送ができないため、隣国との関係が輸出入の鍵を握っています。
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~編集後記~

第1号にて、配属先の共働きをサポートするような制度に日本でも取り入れられたらいいのに!という声を頂きました。詳しく調べてみたところ、家族が一緒に暮らすために、政府の傘下にある機関に勤めていれば、どの省に所属していてもこの制度を利用できるそうです。(例えば、保健省に所属する看護師など)日本の企業でも金融系は夫に合わせて転勤できる制度があると聞いたことがありますが、これが全公務員に適応されたイメージです。日本の公務員制度よりも共働きする上では一歩進んでいるということでしょうか。女性が働きやすい環境づくりが大切なのは、アフリカでも同じです。マラウイもかつては、女性がズボンを履くことが禁止されていたそうで、その歴史的背景も掘り下げてみたいです。
 

 
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※この第2号の発行日は2015年3月26日です。

第1号

 ★Topic★
1.首都リロングウェでの語学訓練
2.Nyamoyoの由来
3.同僚の紹介




~首都リロングウェでの語学訓練~

いよいよマラウイでの生活が始まりました。首都リロングウェに1カ月ほど滞在する中で、これから2年間生活していくにあたり諸々のオリエンテーションを受けてから、3週間に及ぶ語学訓練を受けます。訓練言語は2種類あり、南部はマラウイの公用語であるチェワ語、北部はトゥンブカ語です。ちなみに、北部でも公用語なのでチェワ語は通じます。私の任地は、隊員最北にあるカロンガなので、トゥンブカ語クラスでした。毎回トゥンブカ語の先生は歌って踊るらしいのですが、今回はその先生の都合が悪く、通常チェワ語の指導に当たっているシューペ先生が担当でした。彼女の丁寧な指導のおかげで、ひとまず簡単な挨拶と自己紹介ができるようになりました。午後の授業では、マラウイの遊びを紹介してもらったり、時には日本の遊び(だるまさんが転んだなど)を紹介して、チェワ語クラスのメンバーもみんな小学生に戻ったような気分で、一緒に楽しみました。


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(最後に感謝のメッセージを贈って、感激してくれたMs.Shupe)

Nyamoyoの由来☆

私が頂いたマラウィアンネームから取りました。上司であるMr.Moyoが名付けてくれました。Nyaは娘という意味で、モヨさんの娘と呼ばれます。出身は隣のムジンバ県で、私は7番目の娘になるそうです。やっぱり子沢山なのですね。この名前を出した途端にマラウィアンは口を大きく開けて笑ってくれます。それが嬉しくて私は必ず言うようにしています。




同僚の紹介~

私たちJICAボランティアを受け入れるにあたり、現地の配属先では、カウンターパートと呼はれる同僚が必ずいます。(実際に一緒に活動することができるとは限りませんが。)私のカウンターパートは、普及部のアグリビジネス部門に置かれているオフィサー(写真右の女性)です。私が働く職場(※1:DADO)では、夫婦が一緒に働きやすいように夫でも妻でもどちらでも呼び寄せることができる制度があります。特に制度に名前はなく、どちらが申請しても構わないそうで、申請は農業省にするそうです。彼女は、中部のDADOに勤めていましたが、写真左の旦那さんと結婚するにあたり、カロンガDADOに異動しました。通常は配属後2~4年で農業省から通知が来て、異動することが多いそうです。  
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 (幸せいっぱいの同僚、Mr.&Ms.Smwera)

※1 District Agriculture Development Office(県農業開発事務所、各県にあります)



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 ※この第1号の発行日は2015年2月26日です。