2016年5月14日土曜日

ニャモヨ通信12号




Topics
1.かまど作り~村へのいざない。でも雨季は勘弁~
2.カロンガのひと~心強いパートナーに出会った~
3.ニャモヨの食いしん坊スナップ~はじめてのピラウ作り~
4.編集後記










かまど作り~村へのいざない。でも雨季は勘弁~

最近はかまど作りに精を出しています。
といっても実際に作るのはそこに暮らす人々(なぜか男性はほとんど参加せず、女性ばかり)です。
かまど作りについてはまた紹介します。




村までバイクで行くのが大変なので、自転車で行きたいくらいです。雨季の終わりかけですが、カロンガでは激しい雨が観測されました。そのため、コレラが流行しています。(詳しくは編集後記で!)

















カロンガのひと~心強いパートナーに出会った~


完成したかまどとマリリーノさん

 マリリーノさんを紹介します。彼はある仕事をしていましたが、体調を崩してしまい、
その仕事を断念せざるを得ませんでした。さて、何の仕事でしょうか?(正解は次号で!)
…マラウイで主要な職業は、政府系職員・警察官・看護師・教師・警備員などです。
その後体調が回復してから、focusというNGOに関わるようになり、
研修を受けた後ファシリテーターとして活動するようになったそうです。


彼の生まれ育った地域で地域の発展に貢献することは、とてもやりがいのある仕事だと
嬉しそうに語ってくれました。改良かまどの普及にあたり、一緒に活動しています。

村の人たちにかまどの説明をする際に自ら資料を作成して、それを活用していた姿から、
彼のただならぬ熱意が伝わってきました。一方でその土地で採れる野草で予防治療ができないかと
専門書を読みふけ、彼がいかに学ぶことに対して貪欲なのかもよく分かります。










ニャモヨの食いしん坊スナップ~はじめてのピラウ作り~
カロンガでは、タンザニアから伝わった料理を楽しむことができます。
折角なので、作ってみたいと思い、教えてくれそうな人をこっそり探していました。
そして遂に巡り合うことができました!15号で紹介したネリーさんです。
彼女はタンザニア国境近くの町で生まれました。
その地域では、タンザニア料理はとても身近なものだったそうです。
ということである週末、材料を買ってきて、ピラウという炊き込みご飯を作ってみました。




牛肉を300ml(コカコーラ瓶1本分)の油でしっかり火が通るまで揚げていきます。

 じゃがいもをふかしておきます。
                                        肉は少しだけ残してあとは出しておきます。

 ふかしじゃがいも加えます。

  米を石など取り払ってから炊きます。
                          
                                      肉を加え、ニンニク・スパイスを入れます。

   ピラウの完成!
                                      スパイスの香りが食欲をそそります。     

※ちなみになぜ肉を一旦取り除いたかというと、あとから来た人のためにお肉をとっておく主賓の気遣いだそうです。お客さんは遅れてくるということなのか?                                 









【編集後記】
マラウイでは雨季が終わりを告げ、灼熱のカロンガも一時休戦で涼しくなる乾季が始まりました。

今年は2週間弱雨が止んでしまった後に予期せぬ多雨で、コレラが流行っています。
通常トイレは穴を掘ってそれをレンガで囲う作り(穴トイレ)なのですが、男性は草むらですることも多く(移動中などは女性も)、氾濫した雨水が溜まったままになっていることが原因の一つと言われています。同僚からも注意を受けたので、乾燥させた小魚などを食べる時は、よく調理するようにしています。停電が頻発する中で冷蔵庫を使う方が怖いので、その日のうちに調理するのが最適みたいです。






  消毒液を配布する様子